~相模原出身の唄うたい「川上大典」のサイト~

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last update.2018-07-04

08. 風花 ~かぜはな~

遠く、遙か遠く 流れ泳ぐ風
朝日にそよぐ優しさと 月夜にうなる激しさを
焦がれたままの心に抱いて その身に深く刻みつけ

今、この胸に吹く あの風を集めて
言葉、失くしても残る このキズを歌うよ
時に擦れ違うことしかなくとも
夢が夢であるために 僕が僕であるために

淡い雨に濡れて 揺られ踊る花
散りゆく姿の儚さと 夜露に耐える強さを
戸惑い変わる心に抱いて その身の奥に秘めて

今、その瞳に映る あの花を束ねて
涙、溢れても残る 囁きを歌うよ
時に繰り返すことしかなくとも
願いが願いであるために 君が君であるために

今、風の中 あの花束を放って
空、高くまで 届かぬ心を歌うよ 二人
時に気付かれず過ぎ去るしかなくとも
たとえ悲しみに包まれるとしても
僕が僕であるために 君が君であるために


■コメント■
ここまでの曲達はアップテンポなのが無くて
作りたいとは思っていたんだけど、今までどうにも上手く作れなくて。
そんな時、暇つぶしで適当にコード繋げて弾いてるうちに
メロディが頭に浮かんできて作り始めたのが、この曲。

実は、初めて詩ではなく、メロディが先に全部出来上がって
そこに後から詩を乗せて作ったりと、色々と”初めて”入り(笑)。
詩は、曲を弾いてる時にタイトルが思いついて、そこから風=男、花=女として
自分の中のそれぞれのイメージの一部分を書いてみました。